本縁:油絵や日本画など、サイズの決まった厚みのあるもの(キャンバスやパネルなど)を入れて飾る額縁。
作品が入る深さが必要なので奥行きがあります。
●油絵(キャンバス)や日本画(パネル)の額装例
キャンバスやパネルなど、厚みのある物に描いた絵は同じサイズの額にそのまま入れて飾ります。
①裏板を取り外して・・・
②作品を入れて・・・
③裏板を戻して・・・
④できあがり
デッサン縁:画用紙に描いた絵や写真など、うすいシート状のものを入れて飾る額縁。
入る作品が薄いので額縁もそんなに厚みはありません
●水彩画や版画、写真などの額装例
紙のような厚みがない作品は一回り大きいデッサン額にマットで固定して飾るのが一般的です。
①マット(作品をトリミングして固定する台紙)を切り抜きます。
②マットに作品を固定して・・・
③額に入れて・・・
④裏板を閉じたら・・・
⑤できあがり
(ポスターや賞状など、サイズによってはマットを使わなくてもぴったり入る額縁もあります)
仮縁:展覧会出品など比較的短期の展示や、大きな作品を額に入れる場合に本縁の代わりに使用します。
本縁がガラスや裏板で作品を保護するのに対し、仮縁は基本的に外枠で囲んだだけの状態です。
●仮縁の額装例
仮縁は多くが自分で組立てるようになっています。
①フレームを組み立てます・・・
②フレームに作品をはめ込み・・・
③フレームと作品を固定して・・・
④出来上がり!
仮縁の組立方法、作品の固定方法は仮縁によって異なります。
オプションで表面をアクリル板で保護することも出来ます。