2月14日(金)日本画講座
「土佐派絵具で描く源氏物語絵巻」が開催されました。
講師は京都在住の日本画画家・藤岡雅人先生です。
当日は朝からの雪にもかかわらず、たくさんの皆さまにお集まりいただきました。
ありがとうございました(;△;)
下絵をトレースし、丁寧に骨書きします。
髪を塗るときも1本1本を意識して・・と先生。
これは「紫根」といってムラサキという植物の根です。
古くは万葉集にも登場する染料だそうですよ!
今回は、なるべく当時の色調を忠実に再現するため天然の高価な絵具を使用しています。
群青・松葉緑青・赤口本朱・インド藍など・・。
皆さん口々に「贅沢ね」とおっしゃっていました。
これ何かわかりますか?「臙脂綿」という、紫草から取った紅汁を延綿に浸して乾燥させた
もののようです。アムスのスタッフも初めて見ました!!
先生は机を廻ってひとりひとりにアドバイスされます。
赤口本朱、鮮やかですね!
先ほどの臙脂綿は箸で色を揉み出します。
天然の群青や松葉緑青が入るとより艶やかになりますね。
皆さん真剣な表情です。
先生の作品です。
これは光源氏が、柏木と女三宮にできた不義の子薫を抱いて複雑な思いにかられて
いるのを見守る三宮を描いた場面です。